活用事例|Affectiva×シーエーシー
アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社様が、当社の感情分析ツール「心sensor」を用いて、ビール消費者の選択行動をよりよく理解するための暗黙的測定に関する実証研究を行い、その結果を2021年のPangborn Sensory Science シンポジウム(Pangborn 2021)にて発表されました。またその内容がFood Quality and Preference誌に研究論文として掲載されました。
※Pangborn Sensory Science Symposium は、感覚と消費者科学に焦点を当てた国際的な学術会議です。
※「Food Quality and Preference」は、エルゼビアが発行する、感覚および消費者科学の分野における査読付きの科学ジャーナルです。
明示的な好みだけに頼っていると、消費者の本音を誤解し、最終的には市場に投入された新製品の失敗につながる可能性があります。暗黙の測定として表情を分析することで、試飲後の製品に対する消費者の客観的な反応を捉えることで、無意識レベルで消費者の好みをよりよく理解できるようになる可能性があります。そこで、アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社様は、ビール試飲中の消費者の表情を「心sensor」を使って測定する、実証研究を行いました。
■実証研究の結果について
本研究結果から、ビール試飲中の表情測定が可能であること、効果検証に必要なデータを提供できることが確認できました。また、この研究では、「唇を押さえつける(Lip press)」がテイスティング後のビールの選択を予測するための有効な表情指標であることも示唆しています。
■Pangborn2021での発表については、こちらからご確認ください。
https://rd.asahigroup-holdings.com/research/presen/10031.html
■Food Quality and Preference に掲載された論文については、こちらからご確認ください。
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0950329322000556
2022年10月31日